上場企業の株主還元策である配当と自社株買い(自己株式取得の一種)が増え続けています。
野村證券市場戦略リサーチ部がまとめたレポート「日本企業の21年度株主還元状況」によると、日本企業の配当総額と自社株買い実施額の合算である総還元額は、2021年度に22.3兆円で、2022年度も24.7兆円と2年連続で過去最高になると予想されています。
株主還元が増える傾向は個人投資家にとっても歓迎すべきこと。同レポートを基に、スズカズこと、株式アナリストの鈴木一之氏に日本企業の配当と自社株買いの動向、さらに投資の際の着眼点などについて解説いただきました。
Part.1 過去最高を更新する配当総額 株式投資の王道は「配当株投資」
野村證券の「日本企業の21年度株主還元状況」によれば、2021年度の配当総額は15.2兆円で過去最高を更新したと見られています。
また、2022年度は16.8兆円で、2年連続で過去最高を更新する見通しだとしています。
鈴木一之氏は、「配当株投資(配当に着目して株式投資するスタイル)は株式投資の王道」と語ります。
このデータから見えてくる傾向と、配当株投資のポイントについて鈴木氏に紹介してもらいました。
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Part.2 自社株買いは株価に好影響? 22年度実施額は過去最高の見込み
自社株買いについては、同レポートによれば、2021年度の実施額が7.2兆円で、2019年度に次ぐ過去2番目でした。
さらに2022年度は、7.9兆円で過去最高となると予想されています。
自社株買いがなぜ、株主還元につながるのでしょうか?
自社株買いについての理解を深めるため、鈴木一之氏に自社株買いと株主還元との関連性、さらには自社株買いの歴史について解説いただきました。
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Part.3 スズカズが注目する配当株投資銘柄8選
パート3では、スズカズこと、鈴木一之氏が注目する「配当株投資銘柄」をピックアップし、紹介します。
各銘柄の要チェックポイントを解説してもらいました。
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