個人投資家のための企業情報Webマガジン
新型コロナウイルスという未曾有の脅威によって、私たちの社会と経済は大きく変貌しようとしています。投資の世界も同様です。企業に対しては、サステナビリティ(持続性)やレジリエンス(回復力)を求める声が、さらに高まることでしょう。
そんなニューノーマル時代に企業価値を測るモノサシとして、今、改めて注目されているのがESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)です。本特集では、ESG要素を考慮した投資手法である「ESG投資」の“これまで”と“今”、そして“これから”を探ります。
目次
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【解説】
ESG投資の“これまで”と“今”
特集トップでは、高崎経済大学の水口剛教授に、世界的にESG投資が拡大してきた経緯と現状をうかがいます。コロナ禍によって、「健全な経済は健全な社会の上に成り立っている」ことが明らかになったと指摘する水口教授は、投資家の意識変化にも着目しています。
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【読者アンケート】
コロナで変わった? 個人投資家意識調査
続いて、本誌読者の皆さんにご協力いただいたアンケート調査から、現在の個人投資家の意識を読み解きます。ESGを意識するようになった方が一定割合を占めることに加え、コロナ禍でも投資意欲は堅調であることがうかがえました。
「個人投資家が選ぶ ESG銘柄人気ランキング 得票数TOP20社」も掲載しています。
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【機関投資家の視点】
ニューノーマル時代の機関投資家の役割
さらに、野村アセットマネジメントへの取材から、機関投資家の投資先企業への働きかけをレポート。企業とともにESG課題の解決に取り組む「エンゲージメント」(建設的な目的を持った対話)や「マイルストーン管理」などを紹介します。
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【分析】
コロナショックで変わる企業の情報開示
野村資本市場研究所には、今般のコロナ禍の影響で変わりつつある企業の情報開示について解説いただきました。
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【発行人インタビュー】
これからの時代に求められるのは
人的資本価値の最大化による企業価値の創造
最後に、一橋大学CFO教育研究センター長の伊藤邦雄氏と本誌発行人・野村学の対談を掲載。話題は、「人的資本」とESGとの関連性から、企業価値向上の新たな指標「ROESG」、さらには「統合報告書」の読み解き方にまで及びました。
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本特集が、ニューノーマル時代のESG投資を“本気で考える”きっかけになれば幸いです。