アイアールマガジン

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特別企画

循環型ビジネスで
地球課題の解決へ貢献

松田芳明

松田芳明
Yoshiaki Matsuda
代表取締役社長

毎年のように発生する自然災害などのリスク事象は、世界のサプライチェーンを寸断し、混乱させ、私たちの生活に影響を及ぼす。
このような時こそ力を発揮する企業がある。それが松田産業だ。
創業時から構築してきた循環型のビジネスモデルは、今、地球の課題解決に大きく貢献することは間違いない。

世界が循環型社会構築を目指し、
SDGsやESG投資に関心

 世界の産業はこれまで著しく発展しそれが人類に与えた恩恵は計り知れないが、引き換えに、地球環境には大きな負荷を与えてきた。
 温暖化が要因とされる大規模な自然災害、資源の枯渇、有害廃棄物の発生、農産物の不作など、枚挙にいとまがない。このような頻発するリスクに対して、パリ協定の発効、SDGsの広まり、ESG投資の活発化などから循環型社会への変革ニーズが高まった今、多くの企業が循環型ビジネスの構築に取り組んでいる。

 

創業時から循環型事業を実践

 そんななか、創業時から地球資源の有効活用を目的として循環型ビジネスを実践しているのが松田産業だ。
 1935年、写真廃液に含まれる銀の回収で貴金属関連事業が始まり、48年にはマヨネーズ工場で不要となった卵白を練り物のつなぎとして活用する食品事業を開始した。
 貴金属リサイクルの事業はその後発展しつづけ、現在では主に半導体や電子部品の製造工場で廃棄される部品から貴金属を回収・製錬し、高純度の貴金属に再生して再度市場に戻す事業を中心に展開し、世界の産業発展に寄与している。
 まさに、事業そのものが地球資源の有効活用と安定供給に直結する循環型ビジネスのパイオニアといえる。
 食品関連事業においても、現在では安全安心で多種多様な食品原材料を世界各国から調達し、冷凍食品や加工食品メーカーへ提供する事業へと発展し、その領域を拡大させている。
 

事業の拡大で社会貢献を拡大

 松田産業が事業拡大することは社会貢献の拡大と同義である。
 貴金属リサイクル事業においては国内で大規模設備投資を実施。2018年度から2020年度にかけ総額約36億円の設備投資を岐阜県の関工場に実施して生産能力を拡充。
 海外では、シンガポール、タイ、フィリピン、中国、マレーシア、台湾、ベトナムの現地法人で、貴金属の原料集荷と製品供給のネットワークを構築しているが、2019年10月には台湾現地法人でも新規に工場が稼働し、貴金属リサイクル事業を本格化した。

新技術で
大型リチウムイオン電池から
レアメタルをリサイクル

 貴金属関連事業の新しい分野として、次世代自動車や太陽光発電システムにおける大容量蓄電用途として現在普及が進んでいる大型リチウムイオン電池を、安全かつ高効率に無害化・再資源化処理する新技術を太平洋セメントと共同開発し、2020年4月に本格的な事業を開始した。
 リチウムイオン電池は2025年から大量廃棄が本格化するといわれており、その処理および再資源化が業界での課題となっている。
 今回の技術開発では、発火性を伴う扱いの難しいリチウムイオン電池を安全に運搬解体し、共同開発者である太平洋セメントグループの敦賀セメントで焙焼・無害化処理を行う。
 処理後物は松田産業にて破砕選別によりベースメタルを回収するとともにレアメタルを濃縮、残渣はセメント原燃料としてリサイクルするという埋め立てのないリサイクルシステムを構築した。

食品関連事業は安定部門から
成長部門へと転換

 食品関連事業は長年安定収益を支える事業として位置付けられてきたが、2019年度に開始の中期経営計画では方針を転換し、貴金属関連事業とともに成長の牽引役として位置付け、食材ロスの低減や品質保証、加工食品メーカーへの商品提案・開発力などを武器に積極拡大中だ。
 中国、タイ、ベトナムの現地法人と、2019年10月に開業した台湾支店を拠点として、現地向けの食材販売や、日本を介さない三国間貿易、海外での委託加工など、新たなビジネスモデルの構築に邁進している。

 

環境問題の解決に貢献

 今、世界は環境問題の解決に向けて、循環型かつ持続可能な産業形態の発展を急いでいる。
 創業以来構築してきた循環型ビジネスモデルを発展させ、地球環境の課題解決に貢献する松田産業への期待は高まるばかりだ。


 
【COLUMN】
注目を集める「大豆ミート」の製品課題を独自技術で解決!



 今、環境問題のひとつとして、世界中の食資源の不足と飼料の関係も議論に上がっています。
また、ベジタリアンにとどまらず、ヴィーガンなどの新しい食生活の志向も高まっています。    
 ここで注目を集めているのが植物肉製品(大豆ミート)です。
 しかし、現状の大豆たん白を原料
とする植物肉は常温や乾燥状態のものが多いため、食品工場で水戻し工程が必要となり、      
コスト高になっています。そのため食卓への普及が思うように進んでいない現状があります。
 
そこで松田産業は植物肉「Agriace® ソイミートベースS」を自社開発しました。これは冷凍原料をベースとしているため、水戻しの工程を省くことができ、コストの削減、品質の均一化を図ることができます。さらに、納入先企業の要望に応じて、さまざまな食感の製品を提供することも可能です。
 この新製品は国内工場で製造します。2020年内に最終製品化し、2021年度には本格的に販売を開始する予定です。開発チーム    
からは「便利であるのはもちろん、味もよいですよ」とのコメントもあり、期待が膨らみます。この新製品を通じて、松田産業は地球環境問題の解決に一層貢献していきます。   



        

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