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特別企画

社員一人ひとりの「志事」を結集し
技術者派遣ビジネスの可能性を切り拓く

清川 甲介

清川 甲介
Kosuke Kiyokawa
代表取締役社長

人材需要が拡大する建設・プラント業界をメインターゲットに、施工管理者などの技術者派遣を通じて、目覚ましい成長を遂げてきたコプロ・ホールディングス。2020年9月には東証、名証の1部に市場変更となり、成長戦略の進捗も一段と加速する勢いだ。同社創業者でもある清川甲介代表取締役社長に、コプログループ躍進の要因と中長期の展望を聞いた。

成長戦略の実現による
利益拡大を通じた株主還元を追求


――
2020年9月に東証1部、名証1部に上場されました。現在のお気持ちをお聞かせください。

清川甲介社長(以下清川) 2019年3月に新興市場へ上場していますので、特別な感慨はありません。しかし、株主・投資家の皆さまの注目や期待が今まで以上に高まっていることは事実ですし、株主の皆さまへの利益還元を重要な経営課題と認識しています。当面は配当性向30%を目標に定め、内部留保とのバランスをとりながら株主還元を検討していきます。配当による還元はもちろんですが、新分野の開拓や戦略的なM&Aを通じて事業規模の拡大と着実な利益成長を追求し、その成果を株主の皆さまと分かち合うことも、私たちの大切な務めだと受け止めています。なお、2021年3月期の株主還元については、1部市場への変更を記念して期末普通配当50円に加え、記念配当5円を実施する予定です。

――創業から現在まで、目覚ましい成長を実現してこられた原動力は何だったのでしょうか。

清川  
人を大切にしてきたこと、これに尽きると思います。私たちは、人財派遣ビジネスには、採用、教育、マッチング、定着の4つの柱があると考えていますが、なかでも人財派遣会社が継続的に発展していくためには、人づくりとアフターケアを通じて定着率を向上させることが欠かせません。当社グループはこれまで“人財”の育成に力を注ぎ、社員がイキイキ・ワクワクして働ける環境の構築を目指してきました。社員一人ひとりの情熱の集合体が、コプログループの成長を牽引してきたのだと受け止めています。
 

SDGsへの取り組みを加速し
誰もがイキイキと暮らせる社会へ


――コプログループの中長期的な成長戦略を教えてください。


清川  当社グループは<技術派遣業No.1企業集団>の創造を中長期の目標に掲げています。ナンバーワンブランドとしての地位を確立するための戦略として、①技術社員の定着率向上施策の推進、②持続可能な社会への貢献を通じた成長、③海外プロジェクトの本格化の3点を推進しています。

 定着率向上に向けては、派遣技術社員をアフターフォローする専任担当者を各支店に配置しています。派遣後も定期的に現場を訪問し、健康管理やメンタル面のケアなどを行い、技術社員がモチベーション高く働ける環境づくりに注力しています。

 また、全技術社員にスマートフォンを貸与しているのも人財派遣会社ではめずらしい取り組みではないでしょうか。現状は主に勤怠や健康管理に使用していますが、今後はデバイスを活用してエンゲージメントの向上と同時に、デジタル化を進めていく考えです。

 技術社員に上昇志向を持って長期にわたり働いてもらうには、キャリアアップ支援も欠かせません。当社では全国4カ所に自社研修施設「監督のタネ」を設置し、専門講師が独自カリキュラムにより講習を行う教育体制を整備しており、未経験者から経験者まで幅広く支援しています。


 技術社員の満足度を表すKPIとして、当社は定着率を経営上の最重要指標に位置付けており、現在は業界でも最高水準である81.8%を維持しています。今後はマッチングシステムの導入などを通じて技術社員と派遣先双方の満足度を最大化し、定着率の中長期的な上昇を目指していく方針です。

 事業活動を通じて、ESGに関する社会的課題の解決にも貢献していきます。持続可能な社会への貢献に向けては、人材不足が深刻化する建設業界への人材供給による社会インフラの整備に加え、女性やシニア層の雇用促進などSDGsへの積極的な取り組みにより、誰もがイキイキと暮らせる社会の実現を追求していきます。

 長期的な数値目標に関しては、2030年3月期の連結数値として、売上高1,000億円、営業利益100億円を設定しました。現在の売上高を年率平均120%程度で成長させることにより700億円を達成し、残りの300億円を海外事業や建設・プラント以外の新分野で獲得するイメージです。

――技術者派遣の未来をどのように展望していますか。

清川  近年わが国では労働人口が減少していることに加え、建設業界において安全確保や残業縮減の取り組みが進んでいることから、技術人財に対するニーズが増大基調をたどっています。こうした需要を的確に取り込むことで、技術者派遣市場のさらなる深耕が可能だと考えています。

すべてのステークホルダーから
信頼され期待される企業を目指して

――グローバル展開の現状と今後の戦略をご説明ください。

清川  成長著しい東南アジア市場での事業基盤を整備するため、シンガポールに100%出資の現地法人を2020年4月に設立しました。事業会社ではなく、ASEAN地域を統括する中間持株会社という位置付けです。

 具体的には、まず各国に置く現地拠点で高度人財に日本語を学んでもらい、日本のスーパーゼネコンに技術者として派遣します。そこで数年間、世界でもトップクラスといわれる日本の建設技術を習得してもらいます。その後希望する方は本国に帰って、今度は日本企業の現地法人で活躍していただく。このスキームを形成することで、東南アジア地域でのビジネスを拡大できますし、何よりもASEAN諸国における社会インフラの整備に貢献できます。

――最後に本誌読者の皆さまにメッセージをお願いします。

清川  コプロ・ホールディングスは経営理念に「志をもって事を成す」を掲げ、社員一人ひとりが「志事」に邁進することで着実な発展を実現してきました。社員の志の総体こそ競争力の源泉であり、グループの不変のDNAだと感じています。今後も当社グループは、持続的な成長を通じて、株主・投資家の皆さまをはじめ、すべてのステークホルダーから信頼され、期待される企業グループを目指していきます。

※コプロ・ホールディングスでは技術社員に対して「人財」の漢字を使用しており、当文章内でも技術社員を対象とする言葉に「人財」を使用しています

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