アイアールマガジン

IR MAGAZINE
特別企画

安定した経営基盤を強みに
収益性のさらなる拡大を追求

牧平 直

牧平 直
Sunao Makihira
代表取締役社長


クリーニング業界のリーディングカンパニーとして、また業界で数少ない上場企業の1社として、躍進を続けるきょくとうグループ。足元の事業環境は予断を許さないが、中国地区における宅配事業の開始など、先駆的な取り組みを通じて、早期の業績回復とさらなる成長を目指している。社長就任2年目の牧平直代表取締役社長に、同社の競争力の源泉と中長期の成長戦略をうかがった。

 

安定した事業基盤と環境対応力を強みに、
健全な財務体質を構築


 きょくとうの強みは、半世紀を超える歴史のなかで培ってきた安定した事業基盤と、時代の変化に応じて事業運営体制や商品サービスを刷新してきた環境対応力、この2つにあると認識しています。当社グループは九州・福岡に本拠を構えつつも、1990年代から市場規模の大きい関西圏、関東圏、そして成長力のある広島市を擁する中国地方へと拠点網を拡大してきました。各地域で獲得した厚みのある顧客層が、当社の健全な財務体質、経営体質に寄与しています。

 当社グループはまた、午前中に受け付けた品を午後に仕上げてお渡しするクイックサービスやお客さまの利便性を高める年中無休体制を業界に先駆けて導入したほか、「オゾン&アクアドライ」や「スニーカークリーニング」など、お客さまの多様なニーズに応える新サービスを次々に打ち出してきました。業界のリーディングカンパニーという地位に安住することなくビジネスモデルの高度化と収益源の多様化を追求してきたことが、現在のきょくとうの競争優位性につながっています。



 

2020年2月期以降、
さまざまな経営施策を推進中


  2020年2月期は相次ぐ台風などの天候不順と消費増税、2021年2月期上期は新型コロナウイルス感染拡大に伴うクリーニング需要の低迷により、厳しい事業環境のもとでの事業運営となりました。

 こうしたなか当社グループでは、2019年3月に「スニーカークリーニング」をスタートして潜在需要の掘り起こしに注力するとともに、同年7月には首都圏に「板橋アネックス」工場を設営するなど事業基盤の拡充に努めました。また同年11月には定休日や営業時間以外のお預かりと受け取りに対応する「無人受付システム」の試験導入を開始しました。店舗施策に関しては、2020年2月期のM&Aによる譲り受けを含め、35店舗を新規オープンしています。

 2021年2月期上期は、営業時間の短縮や販促活動の自粛など有効な感染対策を講じる一方、特別会員の「新規入会キャンペーン」を実施して需要の喚起と顧客基盤の一層の拡充に努めています。事業環境は依然として厳しい状況で推移していますが、時機を捉えたさまざまな経営施策の遂行により、当社グループの事業推進体制は一段と強固なものになりつつあることを実感しています。


 

業容拡大と人材育成を軸とした
中長期の成長シナリオ


 2つのポイントを基軸に、中長期の成長シナリオを描いています。第1の軸は、新規サービスの創出と市場浸透による業容拡大です。その取り組みの一環として、2020年11月、広島市でクリーニングの宅配事業をスタートさせました。新型コロナウイルス感染拡大の長期化とリモートワークの定着を受けて、特にスーツとワイシャツのクリーニング需要が30~40%減少し、店舗営業だけでは売り上げを確保することが難しくなってきました。100万以上の人口を有し、当社の生産設備も整っている広島市で宅配事業を始動させ、順次ほかのエリアにも拡大していきたいと考えています。

 成長戦略のもうひとつの基軸は、人材の育成です。当社グループはこれまで、技術と人間性を兼ね備えた優秀な人材の輩出に力を注いできました。同時に、現場のリーダーや本社の役員、管理職に積極的に女性を登用するなど、ダイバーシティの促進に努めてきました。

 人材は競合他社との差別化ファクターであり、成長力の唯一の源泉です。今後も社員全員の力を結集し、グループのさらなる発展に挑戦していきます。

 

 

財務基盤の強化に取り組み、
より信頼される企業グループへ


 天候不順、消費増税などの影響により、2020年2月期の業績は前年比で減収減益となり、2021年2月期も厳しい舵取りを余儀なくされています。しかし、私たちは前進をやめません。スニーカークリーニング事業の推進や宅配事業をはじめとする新規事業の取り組みを通じて市場の深耕を図り、新たな収益源の獲得を目指しています。

 また、業務の効率化と抜本的なコスト削減を通じて収益力をさらに強化していきます。徹底した収益追求によって将来投資の原資を確保するとともに、当社の伝統的な強みである強靱な財務基盤をより一層盤石化していく計画です。

 株主の皆さまへの利益還元については、株主価値の継続的な向上を図っていく方針です。
 きょくとうグループは今後も、着実な利益成長を通じて、あらゆるステークホルダーから信頼される企業グループを目指していく決意です。

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