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特別企画

多様化するライフスタイルと
人生100年時代の到来に向けて

稲垣 精二

稲垣 精二
Seiji Inagaki
代表取締役社長

2010年4月の株式会社化から10年を迎えた第一生命ホールディングスは、経営戦略に「QOL向上への貢献」を据えて、さらなる成長を目指している。人々のライフスタイルが多様化し、人生100年時代が到来するなか、第一生命グループは、どのような施策に取組み、いかにしてQOL向上への貢献を実現していくのか。

 今年に入ってからの新型コロナウイルス(COVIDー19)の感染拡大によって、全世界に大きな被害が広がっています。感染された方々にお見舞いを申し上げるとともに、不幸にもお亡くなりになった方々に対し、謹んで哀悼の誠を捧げます。
 当社グループは、今もなお続くこの前例のない災禍への対応として、各国のお客さまの生命と生活を守るという社会的使命を果たすため、保険金等のお支払いを滞りなく実行することはもちろん、保険料払込の猶予、新型コロナウイルス感染症を原因とした、死亡・高度障害に対する災害割増の適用等、お客さまの生活を守るための特別取扱を実施しています。また、お手続きの際には郵送やインターネットの取扱範囲を拡大するなど、お客さまの利便性の確保などにも十分に配慮しています。 なお、2020年5月末時点では新型コロナウイルスの感染拡大に伴う保険金・給付金のお支払いは限定的であり、グループ業績に重大な影響は及んでおりません。また、グループ各社において保険収支前提や、金融市場環境に大きな負荷がかかった場合のストレステストを実施しており、グループ全体の健全性に問題ないことを確認しています。
 

「新創業」から10年を迎えて

  当社は2010年4月に株式会社化してから今年で10年が経ちます。 この10年間で、国内生命保険事業では、特色の異なる第一生命、第一フロンティア生命、ネオファースト生命の国内3社の強みを活かす「マルチブランド・マルチチャネル戦略」を進化させてきました。第一生命では主力商品であるジャストの販売が好調で、2018年以降発売した「認知症保険」・「就業不能保険」はいずれも20万件以上販売しています。また、金融機関代理店等を通じて貯蓄性商品を販売する第一フロンティア生命、来店型保険ショップや銀行等を通じて医療保険などを中心に販売するネオファースト生命はそれぞれの市場で順調に成長しており、2019年度末での保有契約件数はいずれも創業以来最高の160万件、35万件となりました。
 海外生命保険事業では、安定成長が見込まれる北米等の先進国市場と、アジアなど市場の成長が見込める新興国市場とのバランスを取った展開を図ってきました。海外グループ生命保険会社の修正利益は、2020年3月期は703億円と過去最高水準となり、グループ修正利益の4分の1を占めるまでに成長しました。
  こうした取組みにより、グループ全体の売上に相当する保有契約年換算保険料は株式会社化当時の2.1兆円から3.9兆円へと1・8倍になり、株主還元の原資となるグループ修正利益も、計測を開始した2012年度対比で2.5倍へと成長することができました(図1)。

総還元性向40%を目処に

  2020年3月期においては、株主還元の原資となるグループ修正利益は前年比16%増加の2745億円となりました。こうした業績を踏まえ、2020年3月期の1株当たり株主配当金額は前期比で4円増配の62円といたしました(図2)。なお、総還元性向40%を目処として約300億円の自己株式取得についても検討しており、年内を目処に規模を含めて判断いたします。
  2021年3月期については、全世界的な新型コロナウイルスの感染拡大によって金融市場や経済への影響が深刻化するなかで業績を見通すことが難しいことから、業績見通しの開示を控えさせていただきました。しかし、このような状況においても安定した株主配当は継続したいと考えており、地域・事業分散した当社グループの事業ポートフォリオから中長期的に創出される安定的なキャッシュ・フロー等を背景として、1株当たり株主配当金は据え置きとなる62円を予想しています。
 株主還元は引き続き安定的な株主配当金額の引上げ、機動的な自己株式取得により、充実させていきます。

QOL向上への貢献

  当社は、人生100年時代と言われ生命寿命が延びるなかで、幸福感や日々の生活の満足感を得るためには、3つの人生資産である「お金」「健康」「つながり」をバランスよく充実させることが必要だと考えます。そこで、従来の生命保険が持つ「保障」機能だけではなく、将来の生活資金を確保するための「資産形成」機能、健康維持や病気の重症化防止などの「健康増進」機能、そして人や企業、地域との「つながり・絆」を創出する機会を、事業を通じて一人ひとりの生き方に最適な形でご提供することで、お客さまのQOL向上に貢献することを目指し、戦略として掲げています(図3)。
 今般のコロナ禍によって、多くの人が、健康や人とのつながりの大切さを以前よりも
実感しているのではないでしょうか。このような状況において、QOL向上への貢献という価値提供を掲げる当社の使命は、ますます重要性を増しています。
 当社グループの強みは、「人」が担う様々なチャネルによって、パーソナルで高品質なご提案ができることです。私は、「人」にしかできないリアルのサービスが代えがたい価値を生むことは、これからも変わることはないと考えています。今後、当社グループの強みである「人」のチャネルにデジタル技術を融合させることで、オンラインを活用するなど、対面にこだわらずに「人」にしかできない価値提供を進めていきます。これにより、お客さまとの「つながり」を強化し、皆さま一人ひとりのQOL向上に貢献してまいります。

一生涯のパートナーとして、
安心をお届けする使命を果たす

  足もとでは新型コロナウイルスの影響もあり、今後の環境変化が見通しづらい状況ではありますが、当社グループは、関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大震災等、日本がこれまでに見舞われた未曽有の災害を、皆さまとともに乗り越えてきました。
 新型コロナウイルスの蔓延は世界規模で人類が直面している危機です。人々の生活様式が変わるきっかけになる可能性もあります。私たちは、あらためて当社グループのブランドメッセージである「いちばん、人を考える」の意味を胸に刻み、これからの時代においてもお客さまの一生涯のパートナーとして、安心をお届けしてまいります。

 

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